2012/02/23
“耳すま”主題歌が電車接近メロディーに 聖蹟桜ヶ丘駅で4/8から
スタジオジブリ製作のアニメ映画『耳をすませば』で多摩市の京王線聖蹟桜ヶ丘駅近辺がモデル地になっていることにちなみ、映画のテーマ曲『カントリー・ロード』が同駅の電車接近メロディーとして流れることが正式に決まった。京王電鉄株式会社(本社多摩市)が4月8日(日)の始発電車から開始する。諸費用の一部を負担して支援する多摩市が、2月23日の定例記者会見で発表した。
1995年の劇場公開から16年以上たった今も、作品のファンたちが多摩市内のモデル地を歩く“聖地巡礼”に訪れていることから、観光資源として活用したい多摩市が京王側に働きかけて実現した。オルゴールに近い音色で作られた接近メロディーは2種類あり、1番線下りホーム用は『カントリー・ロード』の歌い出し部分(Aメロ)を、2番線上りホーム用はサビの部分をそれぞれアレンジしたもので、長さは各8秒程度。郷愁を誘う優しいメロディーに、ホームで「耳をすませる」利用客の姿が増えそうだ。
なお、接近メロディーの構内放送が始まる4月8日は、第31回せいせき桜まつりの開催日でもある。“耳すま”を活用した地域振興を継続してきた桜ヶ丘商店会連合会と「せいせき観光まちづくり会議」はこの日、“映画の世界観にオマージュを捧げる”という鋳物のモニュメントを駅西口広場に設置。西口交番前で午後1時30分から予定されている接近メロディーのセレモニーと合わせて披露する(雨天の場合セレモニーは中止)。モニュメントの造形は商店会が株式会社アレグロ(本社豊島区)に発注し、同社によるデザインはスタジオジブリにも報告済みという。
地元商店主らや“耳すま”の熱心なファンを自認する市民たちで構成される同会議は、これまでにも映画のヒロインを演じテーマ曲『カントリー・ロード』を歌った本名陽子さんをメインゲストとする「ハートフルコンサート」や、モデル地を案内する徒歩ツアーなどを企画、開催してきた。最近では、モデル地の1つとされる金比羅宮に「恋みくじ」のおみくじ機を昨年12月に設置。一度心ない人に壊されてしまったというが、今月20日に再度設置した(下写真)。巡礼ポイントの充実に続き、ゆかりの曲の接近メロディーもスタートし、桜ヶ丘地区の活性化にますます期待が膨らむ春となりそうだ。


