多摩グリーンボランティア森木会10周年:公開座談会

2011/12/21
光丘久和

このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - 多摩グリーンボランティア森木会10周年:公開座談会
Share on Facebook
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
Share on FriendFeed

多摩グリーンボランティア森木会の10周年を記念し、東京都市大学環境情報学部の涌井史郎教授による講演会「市民が創る人と緑の未来」が11月下旬に恵泉女学園大学で開催された。第2部では涌井教授に加え、多摩市の阿部裕行市長、恵泉女学園大学人間社会学部の澤登早苗教授、多摩グリーンボランティア森木会の川添修会長による公開座談会が行われた。以下はその抄録。(以降、敬称略)

阿部:わたしは40年以上前、多摩丘陵が開発される前に父と野生生物の記録をとりにきていたが、その頃は地域の人たちが自分たちの公園を育てていくことなど考えられなかった。グリーンボランティアの活躍があって今の豊かな緑がある。

川添:緑の豊かさを互いに享受しながら汗をかいていきたい。多摩市の人口構成では団塊の世代が多く、次がその子どもたちだ。あと15年はがんばっていかなければならない。

阿部:多摩川を越えると緑が多く、帰ってきてホッとする。癒される。多摩第二小学校の「おやじの会」では、12月になな山緑地に遊びにいき、終わった後で飲み会をやる。地域の中でそういった層を広げる。ボランティアがなくならないような仕組みも作っていく必要がある。

澤登:住民たちが汗を流した後、爽快感を覚える人が増えてくるといいのではないか。週末、青山で野菜づくりをやっているのだが、一番喜ぶのは機会をもったお父さんたちだ。

涌井:震災の被災者があれだけしっかりしていたのは、子どもの頃から自然と暮らしてきたからだ。これからは家族の親密度、きずなをつくり直す時代になるだろう。今後の子どもたちには、足元の生き物と共存していくことを知ってほしい。

川添:グリーンボランティアは仕組みづくりが少し足りないと思う。知恵とからだはなんとかなるが、集まる拠点となる施設が必要だ。緑の公民館のような施設があったらいい。

澤登:都市公園を活用することによって健康な人が増えれば医療費も減る。緑を守りながら、できればそのための拠点は必要だ。一例としてメディカルカフェにも取り組んでいる。

涌井:WHO(世界保健機関)は「健康」というものの定義を変え、病気かそうでないかということから、社会的安寧な人のことを健康ということにした。元気な高齢者をつくっていくには公園が必要。第二の公衆衛生の時代になる。老化防止のために公園緑地は非常に重要だ。中途で住んでいる人たちが定住するように、公園や緑の都市といった独自の多摩市をつくっていく必要があるのではないか。

阿部:ニュータウンというのは本来、職住近接が目的だった。公団、都が土地を買収して計画的に公園や学校を配置してきた。知床などでは歴史的に自然林を守る運動があった。自分たちの鎮守の森を都市公園の中につくる。都市公園を愛でるだけでなく、健康長寿のために維持し、利用する。大事なことは、汗を流しながらこの町の緑を維持していくこと。

川添:100年先を見越して設計され、1970年代につくられた公園というものを、自分たちがもう一度見直していこう。

多摩グリーンボランティア森木会

Comments

Powered by Facebook Comments


コメントは受け付けていません。

たまプレ!の記事を検索する

たまプレ!の話題 on Twitter

たまプレ!Facebookページ

多摩市の天気

カレンダー

2011年12月
« 11月   1月 »
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031