1万人の笑顔集めた“ハッピーフォトモザイクアート”がお披露目
2012/01/11
高森 郁哉

阿部市長(左)から表彰される小林亮介さん
多摩大学と多摩市の協働事業で、1万人の笑顔の写真を集めて制作した「ハッピーフォトモザイクアート」のお披露目会が、1月11日夜にベルブ永山のベルブホールで開催された。関係者の挨拶と制作の軌跡を説明する動画のあとで、幕が開かれ披露された2m×3mのアート作品に、集まった学生や市民たちから歓声と拍手が送られた。
多摩大の学生が中心の有志グループ「Tamauni」(タマユニ)に、大妻女子大学、恵泉女学園大学、国士舘大学の学生たちも協力し、昨年開催された市内イベントなどで1万人を撮影。頼んだ相手から撮影を拒否されたり、「初めての試み」という市内4大学の連携がうまくいかないなど苦労もあったという。それでも、10月のハロウィンin多摩センターの2日間で一気に2000枚以上集めるなど、終盤に追い上げて完成にこぎつけた。Tamauni代表の北辻巧多郎さんは、今回の活動を通じて「人と人のつながりのありがたさを改めて実感しました」と感慨深げに話す。

阿部市長(右)の写真を発見して指さすTamauni代表の北辻さん
原画コンテストでは、応募作品のうち6点が優秀作品として最終審査に残り、その中から玉川大学芸術学部に通う小林亮介さんの『ハッピー多摩市』が最優秀作品に選ばれた。多摩市の形をした枠の中に、パルテノン多摩、市の花のヤマザクラ、花火などをバックに笑っている家族を描いた。「原画に選ばれる自信はなかった」というが、会場で披露されたモザイクアートを見て、「僕が描いた絵よりずっと良くなった。制作してくれた皆さんのおかげです」と喜んでいた。
阿部裕行市長は、多摩市第5次総合計画の将来都市像「みんなが笑顔 いのちにぎわうまち 多摩」をテーマに原画が公募されたことを踏まえ、「1万人の笑顔が集まって、まさに多摩市の都市像が象徴されたような芸術作品」と絶賛。「昨年は東日本大震災の後で“絆”がたびたび語られるようになったが、Tamauniの皆さんはそれ以前から絆の大切さに気づいていたんですね。写真を撮った人、撮られた人、かかわった全員に感謝を申し上げたい」と話した。
応募作『平和(幸せ)の青い鳥』が優秀作品に選ばれた萩原誠子さんは、3.11後に「いつ何が起こるかわからない」と実感し、将来への不安を募らせることもあったという。「被災地だけではなく日本全国が暗い時があった」と感じたが、自分で何か人の力になれることをと考え、「青い鳥を見た人が笑顔になってくれたら」との願いを込めて描いた。以前よりも時間を大切に過ごすようになったという萩原さんは、多摩市の将来都市像とモザイクアートの共通テーマである“みんなが笑顔”が、「多摩市だけでなく全国に広がるよう願っています」と語った。
ハッピーフォトモザイクアート事業 (多摩市ホームページ)
原画コンテスト:優秀作品6作品 (Tamauni)

阿部市長と原画コンテストの入賞者たち


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