2010/03/29
多摩ニュータウンの諏訪2丁目住宅で28日、管理組合の臨時総会が開かれ、老朽化した団地の建て替えが採決された。現在5階建ての一角が最高で14階建てに高層化され、住環境とともに街の景観も大きく変わることになる。
日経新聞によると、5階建て23棟(640戸)が11~14階建て7棟(1235戸)に高層化、集約化され、建て替え規模は「国内最大級」という。予定では2011年夏に着工し、2013年秋に完成する見通し。
諏訪2丁目住宅は、京王永山駅および小田急永山駅の南東に位置し、駅東側のバス通り(都道18号府中町田線のバイパス)を南に登ると左手側に見える団地。多摩ニュータウンで最も早い1971年(昭和46年)に入居が始まり、約40年が経過。建物の老朽化とともに、住民の高齢化も進んでいる。
2010/03/26
多摩の愛宕・和田地区を巡回するミニバス(コミュニティーバス)を走らせる計画が今年、大きく前進する。住民主導で市やバス会社と連携しながら4年越しで進めてきた取り組みが、6月の市議会での予算審議を経て、秋の試験運行開始というかたちで実を結ぼうとしている。
多摩ニュータウン開発初期の1970年代から入居が始まり、住民の高齢化が進む両地区。聖蹟桜ヶ丘駅や多摩センター駅とは京王バスの既存路線で結ばれているが、距離的に最も近い永山駅に出る公共の交通手段がない。永山駅周辺に徒歩や自転車で買い物に出かけると、帰りは重い荷物を持って坂を登ることになり、お年寄りには特にこたえる。そうした事情から、多摩市ですでに2路線が運行しているミニバスの「第3の路線」を望む声が高まっていた。
そんな地元の願いを実現させるため、地元自治会の評議委員ら有志による「ミニバスを考える会」が2007年に発足。翌年には「ミニバスを走らせる会」と改称し、市の交通課とバス会社も参加するかたちで市内外の既存ミニバス路線の調査、地元の総意形成、ルートの絞り込み、路線コース試走といった取り組みを精力的に続けてきた。
走らせる会の竹内東朗会長は、「近くの市で同じように住民主導でミニバスに取り組み、10年がかりでようやく実現させた例もあるので、4年でここまでこれたのは順調だと言えるでしょう」と語る。ただし、試験運行開始の見込みが高くなったことで「現在、会のメンバーに“一服感”があるのも事実。でも、本当に大変なのはこれから」と気を引き締める。
竹内会長によると、6月の多摩市議会でミニバス試験運行関連費用500万円の予算案が審議され、これが承認されれば、正式に住民・市・バス会社(京王バスになる可能性が高い)の三者の取り組みになる。そのため、受け皿としての「運行委員会」を前もって組織する必要があり、会のメンバーが中心となって4月を目処に作る予定だという。
竹内会長はまた、「ミニバスについてできるだけ多くの人に関心を持ってもらえるよう、PR活動の強化が必要」と認識している。2月に公共施設「愛宕かえで館」で開催された公聴会では、運行委員会で実際どのような活動が行われるのかを、竹内会長らメンバー4名が壇上でそれぞれ運行委員長、事業部長、環境部長などを演じて寸劇風に説明する「模擬委員会」も披露された。
高齢のメンバーが多い「走らせる会」を、ITおよびソーシャルデザイン分野で支援しているのが、東京都市大学環境情報学部の小池情報デザイン研究室だ。支援の一例として、同研究室が作成した愛宕地区と路線の立体地図が2月の公聴会で展示されていた。
同研究室を指導する准教授の小池星多氏はこう語る。「愛宕地区はすでに路線バスが走っていて、外部から見ると新たにコミュニティーバスは必要ないようにみえますが、高低差の激しい地域なので(既存の)バス停から斜面を登らないと自宅の団地にいくことができません。この地域でのバスの必要性を可視化するため、愛宕の立体地図を作成しました」
会の発足当初から学生たちとともに支援してきた小池氏は、「地域の人々が自治体やバス事業者と対等に連携して、自分たちの手でバスを走らせようとする意欲に敬意を表します」と評価しながらも、「一方で小池研究室の得意分野である、ITによる情報伝達が愛宕の高齢者の皆さんにとっては非常に難しいことも実感しており、ITと高齢者の方とどのようにリンクすべきかが今後の課題」と指摘する。
また、たまプレ!オープン前に実施した今回の取材にあたり、当サイトの概要や意図を伝えたところ、小池氏からメールで次のようなコメントもいただいた。
今年は、これから愛宕の皆さんと御相談しないといけませんが、バスにのるためのモチベーションを高めるために、例えば、バスのルートである、京王永山駅の店舗の売り出しの情報などを「たまプレ!」さんなどを連携して発信して愛宕の皆さんにお届けできないかと考えています。
地域メディアへの期待が込められた小池氏からのエールと示唆に感謝するとともに、筆者もまた市民の一人として、愛宕ミニバスの進む道に引き続き注目していきたい。秋の試験運行開始は重要な一里塚になるはずだが、目標はあくまでも黒字化。なるべく多くの人に利用してもらい、持続可能な路線になることが望まれる。(高森 郁哉)
写真提供:小池星多氏
東京都多摩市愛宕地区/多摩ニュータウン ミニバスを走らせる会
東京都市大学環境情報学部 小池情報デザイン研究室
多摩市ミニバス
2010/03/25
多摩商工会議所は28日、多摩の桜の名所をめぐる「多摩桜ウォーク」を実施する。同商工会議所が進める「多摩桜プロジェクト」の一環で催すもの。多摩の桜を観賞しながら、桜を活かしたニュータウンのランドスケープ・デザインも専門家の解説付きで楽しむ趣向だ。
午前9時45分、小田急線唐木田駅前に集合。午前10時から歩き始め、川井家しだれ桜、鶴牧西公園・東公園、奈良原公園・宝野公園、多摩中央公園を巡り、午後1時にパルテノン多摩の大階段で解散の予定。参加無料。雨天の場合は中止する。
参加申し込みは、同会議所(電話042-375-1211)へ。インターネットでも専用フォームで申し込みを受け付けている。 多摩桜プロジェクトは、江戸時代から桜の名所として親しまれてきた多摩丘陵の歴史にちなみ、多摩市の桜文化を復権させ、「桜の美しいまち多摩市」を全国に発信するのが狙い。
多摩ニュータウン50周年、多摩市45周年、多摩商工会議所20周年という節目の年となる2016年を目標に、桜をシンボルにしたまちづくりの実現を目指す。2008年2月に多摩商工会議所内に実行委員会が設置され、プロジェクトが始動した。多摩の桜文化の調査をはじめ、桜の植樹、桜によるイベントや新産業の形成、桜ネットワークの構築などに、産学官と市民が連携して取り組んでいる。
今年3月には、プロジェクトの新たな推進役となる「多摩・桜人の会」(会長・坂田忠孝多摩商工会議所副会頭)も発足。古くから日本に自生する代表的な桜であるヤマザクラの保存育成や、国際宇宙ステーションに保管された、全国各地の桜の銘木の種から芽吹いた「宇宙(そら)桜」を多摩市内に植える事業などを進めてゆくという。(亀山 康江)
多摩桜ウォーク2010参加申込フォーム
多摩桜プロジェクト
2010/03/24
多摩消防署は、3月31日までに自宅に住宅用火災警報器(住報器)を設置した多摩市民を対象に、抽選で30人にお米5kgをプレゼントする。4月1日からすべての住宅で住報器の設置が義務化されるのに合わせて実施するもの。同署はホームページでも「火災から身を守るため、住宅用火災警報器を一日も早く設置を」と市民に呼び掛けている。
「お米プレゼント」の応募資格は、多摩市在住で自宅に住宅用火災警報器を設置した人、または3月31日にまでに設置する予定の人(賃貸物件などで大家が設置した建物は除く)。官製はがきに必要事項と同消防署ホームページにあるアンケートの回答を書いて、同消防署予防課あてに送る。応募は一人一口まで。3月31日締切(当日消印有効)。4月5日、同消防署で抽選を行い当選者を決定する。
詳細は多摩消防署ホームページを参照のこと。問い合わせは、多摩消防署防火査察係(042-375-0119・内線520)へ。
多摩消防署
東京消防庁
2010/03/23
社名
株式会社コメディア
所在地
東京都多摩市永山5-34-13-2
電話
090-3900-0479/FAX:042-373-4751
会社設立
2010年3月2日
代表取締役
高森 郁哉
主な事業目的
- 地域情報サイト「たまプレ!」の運営
- インターネットや出版物などを媒介するコンテンツの制作、翻訳、販売
- 地域振興に関する企画、調査、研究
- セミナー、イベント等の開催
- ホームページ・ウェブサイト制作
<制作実績> 首都大学東京大学院 星旦二教授ホームページ
2010/03/21
たま学生連合とNPO多摩ニュータウン・まちづくり専門家会議は3月27日(土)、諏訪名店街内の公共スペース「すくらんぶる~む」で『私たちが学ぶまち2010』と題した研究発表会を開催する。午後1時30分から5時までの予定で、参加は無料。
共催に名を連ねる法政大学保井ゼミ、首都大学東京上野研究室、大妻女子大学松本ゼミの学生たちが、諏訪・永山地域や多摩ニュータウンにおける児童と高齢者の暮らしや環境について研究した成果を持ち寄る。3部構成で各グループが発表した後は、全体講評、意見交換、懇親会(参加費2000円程度)も予定されている。
同会議はまちづくりに関する行事を定期的に催しているほか、老朽化した住宅のリフォームなどを相互互助やボランティアなどで請け負う「困助(こんすけ)工房」や、コーポラティブ住宅のプロデュースといった取り組みも行っている。
『私たちが学ぶまち2010』の詳細
2010/03/20
4月の多摩市長選(4日告示、11日投開票)に立候補している元日本新聞協会事務局次長の阿部裕行(ひろゆき)氏が3月18日夜、パルテノン多摩大ホールで「ポジティブ多摩!~ひとりひとりが主権者のまちへ~」と銘打った集会を開催した。同氏は2002年に鈴木邦彦市長(当時)の収賄容疑による逮捕・辞職を受けた出直し選挙に初出馬して、渡辺幸子氏(現職・2期目)に敗れており、今回2度目の挑戦となる。
決意表明演説では、同氏の前回の戦いぶりを収めた『多摩市は蘇るか-ドキュメント・市長汚職と出直し選挙-』(市役所改革・市民の会編)を掲げながら、市政改革による再生の必要性を訴えるとともにクリーンな政治姿勢をアピール。また、多様な年代・性別・所属のゲストたちとの対話で、幅広い層の意見を聞き市民主権を実現する意志を示した。
進行の全体を通じ、登壇者たちの発言はプロジェクターによる文字表示(多摩市要約筆記サークルが協力)と手話通訳でも提供され、障がい者や難聴者への配慮がみられた。一方で、ゲストによる音楽演奏やビデオ作品の上映など演目を盛り込み過ぎたためか、阿部氏本人が登壇して直接語る時間が少なく、立候補者の生の声をじっくりと明確に伝えるという点では課題が残った。
今回の市長選には、人材コンサルティング会社社長の遠藤千尋(ちひろ)氏、行政書士の杉浦茂夫氏がすでに立候補しており、19日には元市職員で社会福祉法人理事長の小谷田進氏も出馬を表明している。
2010/03/19
多摩大学が2010年度春学期コミュニティカレッジ(4月12日~7月31日)の講座内容を発表し、受講の申し込み受付を開始した。同大学の経営情報学部の通常講義を地域住民に開放するもので、7つの講座を多摩大の学生とともに受講できる。受講料は1科目につき1万円。
講義内容は、基礎研究分野から多摩地域にフォーカスしたビジネスプラン立案まで幅広い。「先端技術論Ⅰ」(井上一郎講師)「文化論基礎」(濱田英作講師)、「地域社会とビジネス」(松本祐一准教授)、「現代社会を学ぶⅠ」(菅野光公教授)など。
募集人員はいずれも若干名で、春学期分の申し込み締め切りは3月30日。また、秋学期9講座の申し込みは9月からを予定しているという。
2010年度多摩大学コミュニティカレッジのお知らせ(松本祐一のマインドポータル)
2010/03/04
レギュラー執筆者と連載コラム寄稿者の紹介。
(寄稿者およびスタッフを募集しています)
高森 郁哉 (たかもり いくや)
『たまプレ!』編集長、ニュース執筆担当。
1964年生まれ、慶應義塾大学経済学部卒。フリーランスのライター、英日翻訳者を経て2010年3月に株式会社コメディアを設立。小学校~高校時代を過ごした多摩を拠点に、地域情報サイト『たまプレ!』を立ち上げる。
ヨシダプロ
コラム「多摩っていいとも」担当。
諸メディアで変なことをやっている多摩在住のイラストライター。 詳しくはホムーページを!
桃井 和馬 (ももい かずま)
「多摩から 世界へ!地球へ!」担当。
1962年生まれ。写真家、ノンフィクション作家。これまで世界140ヵ国を取材し、「紛争」「地球環境」などを基軸に、独自の切りで「文明論」を展開。講演・講座の他、テレビ・ラジオ出演多数。第32回太陽賞受賞。著書に「すべての生命(いのち)に であえてよかった」(日本キリスト教団出版局)、「妻と最期の十日間」集英社新書、他多数。恵泉女学園大学客員教授。多摩在住。
秋元 孝夫 (あきもと たかお)
コラム「多摩ニュータウンの自立に向けて」担当。
有限会社秋元建築研究所 代表。多摩ニュータウン・まちづくり専門家会議 副理事長。
多摩ニュータウン生活25年。上さんに急かされて電車も開通していない辺鄙な南大沢に越してきて、今では多摩ニュータウンをネタにして活動している。先日、友人からミスター多摩ニュータウンなどと言われて悦に入っている。団塊世代。
渡辺生人 (わたなべ なまと)
サイトデザインおよび「多摩公園100景」担当。
本業:公園研究家 副業:多摩市在住の40代webデザイナー。
「実験都市」と言われた多摩ニュータウンに強い関心を持つ。パルテノン多摩の歴史ミュージアムで癒される生粋のたまっこ。
TAMA映画フォーラム実行委員会 広報部
コラム「かちんこくんの映画祭日誌」担当。
毎年秋に『映画祭TAMA CINEMA FORUM』を開催している。お陰さまで20年!かちんこくんはTAMA映画フォーラムのオリジナルキャラクター。多摩の女子高生にも大人気ともっぱらの噂・・(笑)
光丘 久和 (みつおか きゅうわ)
ニュース執筆担当。
月刊誌、隔週間誌などの編集に30年ほど携わってきた。本職だった分野とは大違いだが、定年直前に「国立公園の自然」を取り上げたムックを自社で刊行し、その編集に関わったのが“環境”に目覚めるきっかけに。退職後は地元・多摩市で環境活動に参画するようになり、その分野の実践的な行動も仲間と行っているが、どちらかというと市民への環境に関する独自視点の新聞づくりを行うほうが得意。
立原 麻里
ニュース執筆およびコラム「至福の多摩 店ある記」担当。
多摩市在住のフリーライター。よく一人でウロウロしています。